日本経済新聞の私の履歴書。
1ヶ月にわたって取り上げられた1人の人が自分の半生を描く連載。
現在連載しているのが、建築家磯崎新。
丹下健三氏の後、常に建築界の先端を走ってきた建築家。
と僕は思っている。
何か時代を象徴することをやろうという意志よりも今の時代の中で
自分がもっている原風景をもとに冷静に考え、判断して文章を書い
たり、計画案を作ったりしている気がする。
そういう文章を見ると、今の時代の建築の方向性に疑問をもってし
まう。
そのせいか磯崎氏の文章を読んだ後は、なんだか打ちのめされた気
分になる。それと同時にがんばろうという気にもなる。
内容について少し。
万博の当時の話が書いてある。
やはり万博の話は、面白い。当時未来を夢見て設計していたことが
よく分かる。専門誌ではないので、分かりやすく書いてある。
しかし、ここ数年で磯崎氏は多くの本を出している。
建築家としての人生のまとめに入っているのかな。
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